2007年3月 4日 (日)

焙烙峠の伝説

焙烙峠の伝説

鮎川(あいがわ)沿いの奈良山の北側稜線上に焙烙峠がある。ここは上日野と秋畑村との境界であり、北側へいろは坂のような曲がりくねった道を下っていくと秋畑村の雄川に出る。

 この焙烙峠は小柏館に奉公していた下女が仕事の厳しさに耐え切れず、焙烙がなければ仕事もしなくて済むのではと、焙烙を持ち出して逃げてきた場所と言われている。このため焙烙峠という名前が付いた。

「群馬の峠」によれば、焙烙峠は標高860m、別名大峠とも奈良山峠ともいう。焙烙を伏せたような形に見えるのでその名が付いたとしている。何か当たり前すぎて物語性もなく、古くからの山里の歴史や人々の息吹きが感じられない由来ではある。

上日野の北側にあるのが同峠であるが、地図を見ると上日野の南側神流町との境にも焙烙峠がある。

塩沢峠の西隣である。群馬の峠の言う焙烙峠は、個人的にはこちらの方の由来と思いたい気もする。鮎川と上日野を挟んで北と南に同名の峠があるのだから、もしかすると混同したのかもしれない。

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